2008年にグアムへ行った社員旅行記。二回目の海外旅行で、感想や印象を記載しています。 ANTIDOTE JOURNEY -アンチドーテジャーニー-

暑く、熱く!!5人組のグアム旅行

二日目・8日(土)9:00

ハワイの時同様、まずはマリンアクティビティに

この日は朝からオプションのマリンアクティビティを行う予定だったので、
9:30までに一同は下のロビーの集合場所まで向かう手はずになっていた。

さすがに前日かなり早い時間から寝ていたおかげか、みんな朝からしっかりと目覚めていた。

Hujさんなんかは「もう今日は大丈夫っすよ」とか言ってジャンピングで起床してきた始末。

…何なんだこの男は!


さて、半日くらいマリンアクティビティで時間をつぶす予定になってはいたのだが、
昼食にバーベキューランチとやらが提供されるとはいえ
朝から何も食わないまま海のスポーツに臨むのもどうかと思ったので、
時間がある間にロビーにあるカフェでパンでもこしらえて適当にパクつくことにした。

俺はベーコンナントカロールというのを買って…
買ったはいいんだけど、パン、冷たっ!!

普通、こういうのは温めてくれるんじゃないかなー、とカウンターをチラッとにらんではみたものの
外人の店員さんにそんなテレパシーが通じるはずもなく、
そのまま俺たちはマリンアクティビティへと臨むことにしたのだ。


時間通りに「アストサン!!」とガイドの人が現れて、
来た来たとばかりに、俺たちは外にある黄色いミニバスに乗り込んだ。
乗り込んだというか収容されたと言われるような車内の感じだったけど…
ずいぶんとボロいバスだった。


そして俺たちはマリンアクティビティを行う場所へと連れて行かれる。

途中、他のホテルの人たちも乗り込んできたけど、やはり大半は若者だったな。
ファミリーとかは少数だった。

そう長い時間乗っていたという感じではなく、俺たちは一つのビーチにたどり着いた。

マリンアクティビティはハワイの時も行ったが、
今回はその時とはまた全然違ってどこか船で運ばれたりする等はなく、
ビーチにはすでに遊べる大半のアクティビティグッズが揃っていた。

ロッカーも備えてあり、貴重品が収納できて、もちろん鍵で管理出来て、
ビーチバレーのコートやなぜか綱引きの綱なども用意されていた。

そしていつから来ていたのかすでに先客が結構いて、マリンスポーツに興じていた。


俺たちは着いて早々、ガイドの人におもむろに小さな紙切れを渡される。
それには今日行うマリンアクティビティの大まかな時間と順番が記されていた。

俺たちの行うアクティビティは、見ると
ジェットスキー → シーウォーカー → バナナボート → パラセイリングの順番らしい。

適当にロッカーに使わないものを詰め込んで水着姿になった後、
ガイドのアクティビティの説明をザッと受ける。

得意そうに日本語を駆使して話していたものの、カタコト過ぎて逆に何言っているのか分からなかった…
しかし向こうは自分の言葉は伝わっていて当然みたいな堂々たる表情をしていたので、
聞き返すことも出来なかった……

俺たちはビーチへと身を躍らせた。

何やらガイドの太っちょの黒人と日本人観光客と思しき若者二人が綱引きで競っていたが、
「ハッハー!!」とか言ってガイドは見ていた女の子を味方につけて
調子いい愛想を振りまいていたっけかな~。


俺たちは早速、一番目に行うジェットスキーのために、水の中をジャブジャブ歩き出した。



うひょ~~、まあ当然ながら、水の中は冷たい!!

大体のアクティビティは前回のハワイの時でもやっていたので概要は割愛して、
これからはコーナー別でアクティビティをご紹介。

最高に楽しかったパラセイリング、最悪だったバナナボート

・ジェットスキー
今回はなぜか俺とOgaさんの乗った(またこの二人)ジェットスキーがエンジントラブル
俺らだけ開始が遅くなったのがちょっと虚しかったな……
大体は二人組でジェットスキーにまたがって、営業のほうはIshiさんとHujさんが組んで乗っていたんだけど
Matsunさんはその大柄な体格もあったのか、一人でジェットスキーに乗れていたっけか。

このグアムのジェットスキーがハワイの時と違って気分屋で、
スピードのリミッターがあらかじめ抑えられているのか
フルスロットルでも全然スピードが出せなくなっていたんだけど、
突然何かの拍子にウォン!!とスピードが出たりして、じゃじゃ馬に乗ってるような気分だったな……
そんなに爽快という感じではなかった。


Ogaさんが操縦していた時に後ろから頂いたショット


・シーウォーカー
俺たちは車で連れられていって、
中間地点の詰め所みたいなところでシーウォーカーの説明ビデオを見せられ、
バーベキューランチを食べさせられた。
正直バーベキューランチは肉とか食べにくい上に大して美味しいわけでもなく、
俺は早々に終わらせてしまっていたっけかな。

その後、海中展望塔の近くのシーウォーカーを行う場所まで誘導されたんだけど、
そこでは20~30人が数人ずつのグループになって、順番にシーウォーカーを体験し、
待っている人たちはその間自由にシュノーケリングやカヌー等で遊んでいられる、
というシステムになっていた。
水の中に驚くほどの魚が泳いでいたので、シュノーケリングを一番堪能していた。


水中用プロテクターを装着したデジカメで、遂に魚が泳いでいる素晴らしいショットの撮影に成功しました!!


が、潮の流れなのかシュノーケリングをやっていたらどんどん隅の方に流されていってしまい、
気づいたら同じく流された別の観光客の女の子達に囲まれていたり
予期せぬシーンを体験出来たりもしたっけか。

シーウォーカーそのものはハワイの時でも体験したけど、相変わらず爽快だった。

魚に餌をやったんだけど、大型の黒い魚ばかりがついばんできて
俺があげたかった白い小さな魚にはなかなかあげられなかった…



魚社会も、図太く、クロいやつが生き残る世界なのか…!!


・パラセイリング
その後、先ほど寄った中間地点の詰め所みたいなところで
無意味に待ちぼうけをくらわされていたら、突如雨が降ってきた。
しかもかなりの豪雨。

おいおいマリンスポーツやるのにこの悪天候じゃちょっとテンション持たないぞ…
と思っていたら、幸い迎えが来てくれた頃には雨はほとんど止んでいた。

それぞれアクティビティを行う場所が異なるのか、この時はまた別の場所に連れて行かれた。
やけにムッツリした黒人のガイドに言われるがまま、
モーターボートに乗ってパラセイリングの準備をして、沖の方まで連れて行かれて…

二人一組になって行うんだけど、俺はこの時はIshiさんと組んだ。

これがまたかなりやり方が乱暴で、
パラシュートを装着したと思ったら、そのまま物凄い勢いで後ろに飛ばされて、
水面に叩き付けられるや否やふわっと浮いて、上空に身体が持ち上がる感じだった。

意外に空の上は怖くはなく、むしろ天気が曇っていたのが本当に本当に残念だったくらいで…

下のOgaさん達の乗っているボートはもう豆粒のようで、
みんなが笑ってるのかどうかすらよく分からない感じだった。
いや、恐らく笑っていたんだろうが…

  
俺とIshiさんが飛ばされた時の図をOgaさんが撮ってくれました。見よ、この不吉なほどの天気の悪さを……


これが鳥になった気分というやつなのか
人間として普通に生きていたら絶対に拝めないこの視界を360度、ほーーっ… と満喫していたら、
ボートの黒人さん達の仕業か、突然パラシュートの高度がみるみるまに下がってきて…

水面に叩きつけられた。 

これが「いてーーっ!!」となる痛さで、その刹那、またグンと身体を上に持ち上げられて…

おいおい、向こうに遊ばれているぞ…!!

何だこの水責めは!!


というようなことを2~3回繰り返されたっけか…
まったく楽しんでいるのは俺なのかガイドの方なのか分かりゃしなかった。

でも、これが唯一初めてやったアクティビティだからか、一番鮮烈に頭に残ってはいたなあ。
晴れていたらほんと良かったのに。


・バナナボート
その後、またも雨が降り出した中ミニバスに乗せられて、
初めマリンスポーツをやっていた場所に戻ってみたら…

何と観光客がもう誰もいなかった。

時間が遅くなってきたからか?
朝来た時とは打って変わって寂しい空間になってしまっていて…

そしてこの時申し合わせたかのようにHujさんが「会社に連絡しないといけないから」とかいう理由で
「ホテルに一人で戻ります」なんて言い出し…

俺も戻りたいんだけど…

とかゴネながらも仕方なくHujさんを見送ったんだけど…

しかし実際残ったものの、自分らが居残り組的な存在に思えてきて、
雨もザーザー降りしきる中、モチベーションも下がりきってしまった俺達四人は
「バナナボートはキャンセルしてもらおうか」と話し合い、ガイドの人に交渉をしてみたんだけど…


ガイド:「やる?やらない?どっちでもイーですよ。」
俺たち:「じゃあやめ…」
ガイド:「やっちゃおう!!雨でも楽しいよ!!ハイ~、GOGO!!」


…つ、つえーーー!!


日本人の軟弱な精神力を吹き飛ばすこの強引さ、
俺達は背中を押される形で半強制的にバナナボートにトライすることになったのだ…

まあここまできたらゴネても仕方ないので、バナナボートにまたがり、
ボートで引っ張ってくれるガイドの人の先導を待った。

そうしたら何やらモーターボートが不調なのかエンジンがかからなくて
ガイドの人はエンジンをかけるのに躍起になっていて……


この状況が滑稽で非常ーーに虚しかった。


ご想像出来るだろうか……

誰一人他に人がいないビーチで、空は薄暗く雨がザーザー降りしきる中、
俺達は裸にプロテクターのみという格好で
動かないバナナボートにまたがったまま、ジッと無言で雨と寒さに耐えながら、
遠くで上下運動している(エンジンをかけようとしている)ガイドをただただ眺めているだけ……



いや、いっそのこと本当に帰してほしかった。

お金を払ってまであんな思いをした俺達は一体……


その後、何とかバナナボートは動き出したんだけど、
俺にとってはありがたかったのだがハワイの時と比べたら全然怖くなくて、
まわりの景色を楽しんだり後ろを振り返る余裕まであって、
いざ終わってみたら待った時間の方が印象的だったという何とも凄惨な結果で終了してしまった。

再び、T.G.I.フライデーズへ

これでマリンスポーツは全て終了して
(ガイドの人たちにとっても全て終了だったのか、片付けを始めていたのが何とも閉口ものだった)
そのままバスに乗せられてホテルへ送ってもらったんだけど…

Hujさんはちゃんと部屋で待機していて、
元気なことに俺達はその後、あまり休憩という休憩もとらず夜飯を食いに行こう、という話になった。


Ogaさんは腹が減っていないとかで来なかったんだけど、
俺とHujさんとIshiさんとMatsunさんの四人はとにかくガッツリ食おうか、との意見で一致して、
近くにあった『T.G.I.フライデーズ』で食おう、とお店も定まった。

ここは…そう、ハワイの時にもTakさんとステーキを食べたお店である。
その時の印象が良かったので、俺の方からこの店はどうかと提案してみたのだ。

中に入り、相変わらずアメリカンな雰囲気を醸し出した店内で
俺達は席に着いてメニューを見るなり、全員ステーキ系を食うとのことで話はまとまった。

焼き加減を聞かれた時に、俺は生焼けを嫌っていたので「ウェルダン」と言ったんだけど、
20分程時間がかかってしまうと言われてしまったので、しょうがなくミディアムをチョイスした……



味的には、んーー……
前回ハワイで食べたやつの方が美味しかったかな? と思えたが…

でもバドワイザーを飲みながらステーキをかっ喰らい、なかなか満足出来たひとときだったな。

やはり外国に来たならば、一度はこういうガッツリしたものを食しておきたい… と思えた。

そして、妖しきオトナの刻が訪れる…

その後お店をあとにして、コンビニで適当に酒やつまみ等を買ってからホテルへ戻った。

Ogaさんはもちろんどこかへ消えたということもなく普通に部屋で待機していて、
俺達は買ってきたものをつまみながら部屋の中でまったりと過ごしていたのだが…

21~22時になったあたりかな…
Ishiさんが急に元気付いたように、外に行く準備を固め出した。

俺は(お… ついに本領発揮の時が来たか!)と内心ワクワクし出したが、
Ogaさんは部屋で寝ていて、Matsunさんもその頃にはダウンするように眠ってしまっていたので、
俺とIshiさんとHujさんだけで夜の街へと繰り出すことにした。



この後は表現を出来る限り控えるけども…

初めはクラブに行って、酒を飲みながら適当に遊んできた感じだった。

一人、黒ずくめの俺の知人にちょっと似た男がダンスが上手くて印象的で、
もう一人、白い服を着て薄いジーンズを履いたロングの女の子が
中に入って踊っていた姿に目が惹かれていたな…

それから色々とまわって、結局ホテルに戻ったのは2時くらいだったかな…

さすがに記憶は少し曖昧なところもあるけど、この日10杯くらいは一日を通して飲んでいたはずなんだけど
時間を置いていたおかげか、不思議と泥酔せずに済んでいたのが良かったと思えた夜だった。

しかし色々とカルチャーショックな夜だった(色でお察し)。

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